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Be 動詞は、短縮される=補助語
2015年5月29日 西巻尚樹
日本の英語学習の混乱のもとは
be動詞(is, am, are, was, were ,been)を、
「本動詞」と考えていることです。
「 be 動詞」は「意味内容がある本動詞」である。
と考えてしまうことです。
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★ BE動詞は、口語で「短縮形」になります。
通常表記 ⇨ 短縮形
He is a cowboy. ⇨ He's a cowboy.
He is busy. ⇨ He's busy.
He is out. ⇨ He's out.
He is at easy. ⇨ He's at easy.
He is sleeping. ⇨ He's sleeping.
He is tired. ⇨ He's tired.
He is to blame. ⇨ He's to blame.
He is what is called a genius.
⇨ He's what is called a genius.
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短縮形は、ほとんど発音されずあまり聞こえてきません。
短縮形になるのは「助動詞」です。
is の後ろでいろいろな品詞の言葉を使いますが、
皆同じように短縮形になります。
ということは
「後ろの品詞にかかわらず、is は 助動詞」
です。
「補助的な言葉」を「本動詞」と呼び
「 be の後ろで、中心の意味を表している言葉」を
「補語」と呼んでいる英文法が、日本人を混乱させているのです。
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【VSOP的解釈】
S V1 V2
He is □□ .
be動詞が補助語「判断詞(V1)」で、
後ろの□□が、内容を表す中心語(判断内容語(V2))
⇒ 品詞による違いは無い
「判断詞(V1)」は、VSOPが提案する「be動詞」の呼び名。
「助動詞」的な言葉という意味
時制・文の操作を司っている。
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(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
現行の英文法での説明
1.is が 不完全自動詞の場合 後ろの言葉は補語(C)
He is a cowboy. ⇨ a cowboy =補語(C).
He is busy. ⇨ busy=補語(C)
2.is が 完全自動詞の場合 後ろの言葉は修飾語(副詞)
He is out. ⇨ out =修飾語(副詞).
He is at easy. ⇨ at easy.=?修飾語(副詞)?
説明できないので「熟語(イディオム)」
3. is が 「助動詞」の場合 後ろの言葉が動詞の活用形で「時制・態」
He is sleeping. ⇨ sleeping.
He is tired. ⇨ He's tired.
4.is の後ろが to-不定詞の場合は「説明不能」か「名詞的用法」にする。
He is to blame. ⇨ to blame=?説明不能?.
5. isの後ろが what(疑問詞)の場合は「名詞節なので補語(C)」
He is what is called a genius.
⇨ He's what is called a genius.
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これだけの文法事項を覚えられる人は希です。
たいていは、途中で投げ出してしまいます。
「英語を理解する」ための英文法が
「英語を嫌いにしている」のです。
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補語という言葉は間違えています。
非論理的なので、文法用語と使うべきではありません。
論理的に考えてみて、自分で納得できないことは、
疑ってみなければなりません。
それが、仮にみんなが信じ込んでいることだとしても、です。
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【現行の英文法解釈】
「述語動詞の意味を補うものはすべて補語と言えます」
★ VSOP的解説 ⇒
「述語」が「動詞でなければならない」
ということはありません。
形容詞も名詞も副詞も、単独で「述語」になります。
「述語動詞」という文法用語が間違えです。
英・米人の間違えを、そのまま日本人が引きずって、
挙げ句に、英語理解の妨げにしています。
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VSOP英文法であれば
S-V-O-P:ワンパターン
です。