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英語の構造を、詳しくご説明しましょう。
2015年2月 9日 西巻尚樹
今日は、
英語の構造を、詳しくご説明しましょう。
・I will walk you through the structure of English.
このような表現が、上記の日本語の英訳になります。
↓
(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)
・I will walk you through.
これだけで
「丁寧に噛み砕いてご説明しましょう」
という意味になります。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手の説明が分かりづらいときなどには、
「最初っからちゃんと順番で説明して」
という意味で
・Walk me/us through it, won't you?
と言えます。
↓
↓
↓
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・walk 人 through 事柄 で「説明する」という意味
「英会話でよく使う表現=熟語(イディオム)」
というような説明になっていますが
TOEIC でも出てきます。
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Renowned corporate trainer Teffrey Rylance walks you through the physical and psychological aspects of public speaking in the workplace, helping you with everything from giving a conference presentation to directing a project team.
ーTOEIC 公式問題集第6集 168-171ー
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【単語帳】
renowned:有名な, 高名な corporate:組織的な physical:身体の物質の psychological:精神的な aspects:側面 public:人前での speaking 話し方 workplace 仕事場 conference presentation:会議の発表 direct:指示する
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VSOP英文法では
「Get The Real...英語参考書」のChapter7で説明しています。
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【S-V-O-P的直訳】
著名な企業研修者の Teffrey Rylance さんが、歩かせるのは、あなたが、物質(肉体)面や精神面の見地の中を通過して出てくるように、[それは]人前で話すことに関してです。
[そして、同時に、彼が]助けてくれているのは、あなたに、全てが身に付くように、[それは]会議で説明することから、プロジェクト・チームに指示を出すことまで です。
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【意訳】
著名な企業研修者の Teffrey Rylance さんが、あなたに、人前で話すことの、物質(肉体)面や精神面の見地からゆっくり説明します。それは、会議で説明からプロジェクト・チームに指示まで、あなたのとても手助けになります。
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重要なのは、 このような表現は、
熟語(イディオム)でもなければ、会話の慣用表現でもない
ということです。
普通の英語表現です。
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S-V-O-Pなら「当たり前」の英語表現
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英語は、S-V-O-Pの O-[V1]-P で意味を作っています。
I will walk
S - V1-V2
私が歩かせるつもりなのは、
S-V は、必要ですが........
you [go] through XXX
O- [V1] - P
あなたが、XXXを通過して出てくる
= あなたが XXXを体験して身に付けて出てくる
という O-P の 部分が意味の中心になっています。
この時、重要な意味を作っているのが
through ~ :~を通過して出てくる
という「前置詞(副詞)」です。
この言葉が「~を体験して、きちんと身に付ける」という
中心の意味を表しています。
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いろいろな動詞を使って同じ意味を表す
ですから、walk 以外にも、V のところにいろいろな動詞を使って
同じような意味を表せます。
"I will * you through "
でネット検索をしてみると
" * " の部分に
run, guide, take, lead, pull, step, carry, instruct, navigate, cover, convey, tell, talk, show, assist, support, hold, observe, love, invoic .....
などが使われています。
英語は、S-V-O-Pの語順に、言葉をはめて使っているのですが、
意味の中心はO-[V1]-P
で、
V の部分は、O が P になるときの様子を言っているだけなのです。
(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)
※-[V1]-の部分は、判断詞(V1:go)が隠れて、OとPが主語・述語関係になっていることを表します。このようなO-P 関係をネクサス(Nexus)と呼びます。ネクサス(Nexus)の正確な理解は、VSOP英文法でしかできません。
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walk のような「基本動詞は、様子語」
で
through のような「前置詞とか副詞」が動作語
なのです。
このことに気付かず
動詞が中心語
それ以外の言葉
特に
前置詞、副詞を補助語
的に考えたので、
熟語(イディオム)・慣用表現だらけになり
文法的解釈が不明瞭になってしまったのです。
一時も早く
動詞中心の解釈を止めなければなりません。
日本が、世界に遅れをとっていることは明白です。
その原因は、英語の本性を誤解するような、
ネイティブ・スピーカーが作った
英文法のせいで、日本人が
英語理解をできないためです。
(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)(^.^)
英語の基本動詞は、
動詞が様子を表す補助語
で
前置詞・副詞が、動作を表す中心語
なのです。