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新年を迎えて VSOPの趣意
2015年1月 1日 西巻尚樹
Give a man a fish and you feed him for a day.
Teach him how to fish and you feed him for a lifetime.
人に魚をあげれば彼は一日食べさせられる。
彼に魚の釣り方を教えれば一生食べさせられる
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英語教育は、日本が生きていくための最重要課題です。
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S-V-O-Pが分かれば、すべての英文が本質的に理解できます。
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私は、「日本人がいかにしたら適切に英語が理解できるか」と、
長年、中学・高校・大学・大学院、TOEIC・TOEICなどの
受験指導をしながら、英語の研究してきました。
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昨今は、
日本人がなかなか英語が上達しないので
「小学生から英語指導を開始する」
となり、
さらには、
「中学・高校では、英語で英語を教える」
ということになりました。
おまけに、
「中学入試で英語を試験する」
となってしまいました。
なぜ、このような、「誰が考えても無理がある」思えるような
愚かなことになったのかというと
「現行の英語教育システムがきちんと機能していない」
からです。
多くの方々の多大な努力にもかかわらず、
現時点でも、結果として
「思うような成果があがっていない」
のです。
英語教育は、国全体の重要課題となっています。
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問題はその解決方法です。
上記のような方法は、決して問題の解決にはならず、
むしろ、
今よりも、さらに日本人の英語力を低下させる
愚挙だと考えるのは、私だけではないと思います。
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私の長年の研究の結果では、
日本人が英語ができるようにならないのは、
「学習時期」でもなければ
「学習量」でもなく
「学習方法」でもない
という結論に至りました。
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最大の原因は、
英語学習で最も重要かつ基礎的な
「英語の理解法=英文法が適切でない」
ので、日本人は
「英語の実体をつかんでいない」
ことです。
英語をきちんと理解できていないのです。
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日本では、明治維新の際、イギリスから
「五文型の分類を基準にした英文法(五文型英文法)」
を学習英文法の基礎として取り入れ、
以来100年以上もの間、同じ解釈法を使っています。
今までにいろいろな学習方法が工夫され、
英語教育はいかにも進化してきたかのように思われていますが、
実は、本質的には何ら変わっていないのです。
それは、解釈のもととなる「英文法」が変わっていないからです。
この「五文型英文法」は、もともと学術的信憑性は乏しく、
多くの大学の教授を含めて、英語研究者は
「五文型的英文法は辻褄が合わない」
と表明しています。
五文型英文法を使っているのは
日本
韓国
台湾
だけです。
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さらには
「五文型英文法で教えるから、日本人は英語ができないのだ」
と明言する英語専門家や大学教授等もたくさんいらっしゃいます。
けれども、
一旦公教育の標準に据えられたため、
日本中でこの考え方をもとに英語指導が行われています。
いろいろな言い回しで目先を変えていますが、
だれも、本質的なバージョン・アップをしていません。
その意味では「英文法は一つ」しかないのです。
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そして、その結果として、
昨今では「(五文型)英文法は分かりにくいし役に立たない」
ので
「熟語(イディオム)・慣用表現を、いかに上手に暗記するか」
が、学校での標準学習メソッドとなり、
巷のいろいろな英語学習システムも
「自らの学習メソッドの暗記の方法の有効さ」
を競っています。
英語学習は
理解する
ではなく
暗記する
ものになっています。
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昨今の生徒は学生は、基礎力がなく英語が使えない
と嘆く識者がたくさんいます。
これは、「英文法をほとんど教えていない学校教育」に
原因があります。
基礎訓練無くして、身に付く学芸など何も無い
にもかかわらず、英語の使用練習をしていないせいです。
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薄っぺらい教科書に出てくる
ごく少数の「頻出英会話表現」
慣用句的に覚えただけでコミュニケーション力が付く
と信じ込んでいる
「机上の教育者」
の言いなりになっているからです。
その子供の、その人の、一生を左右する英語教育に
本気で携わったことがあれば、
「基礎英文法的知識の十分な習得が、まず最優先事項」
だと、子供でも分かります。
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2極分解している英語教育
1.英文法をほとんど知らない公教育ルート
2.五文型英文法で鍛えられ、丸暗記で覚える進学教育ルート
どちらも悲劇ですが、2.の方が学歴が付くのです有利です。
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このような混乱は、今までは代替案がなかったために
仕方がなかったことなのですが、
このような日本人の英語学習の混乱をもたらしている
英語の理解法=英文法に、終止符が打てる
日本人の適切な英語理解のための新英文法体系
VSOP英文法
を、学習方法を含めて、完成させることができました。
English is Very Simple One Pattern.
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この理解法を使えば、
学習過程の生徒、学生達ばかりでなく、
世界中で英語で苦労している日本人が、
楽に適切な英語が使えるようになる
と確信しています。
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★ 新しい学習英文法のVSOPのキーワード
( I ) 軽量化と簡易化
難しい文法用語を使わずに
誰でも直感的に分かる
( II ) 整合性のある体系化
どのような英文でも例外なく説明でき
適切な英語理解に導ける
(III) 日本語と英語のロジックの橋渡し
日本語で考え、
英語の語順で分かる
■■■■ 現行の解釈法の問題点 ■■■■
1.難しい文法用語を使って英語を説明するので、
多くの日本人は嫌悪感を持っている。
2.文法的な説明が、辻褄があっていないうえに、
現実の英語を適切に説明できていない。
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■■■■ 根本的誤解 ■■■■
1.英文法はラテン語文法を準えて作られている。
英文法は、およそ200年以上前にイギリスで現在の形になりましたが、
当初、ラテン語文法を模して作られたため、
体系や用語が、ラテン語文法から借入して作られています。
そして、さらに
日本での英文法用語は、明治期に輸入した際、
「ラテン語的文法英語用語」から
「日本の漢字の熟語(中国語的)の文法用語」に
翻訳されたものです。
文法用語自体が日本人に難しく感じられるのは当然なのです。
2.文法体系が、英語の実体を反映していない。
英語は、「(北欧)ゲルマン語系のアングロ・サクソン語」が
もとになって作られ、使われていますが、
「(南欧)ロマン語系のラテン語の文法体系」を
無理にあてはめたため、
英語が本来持っているゲルマン語的ロジック、語法に注目せず
当時貴族支配者階級が使っていたフランス語の語法を
中心に作られています。
ですから、
もともと、
「ゲルマン語である英語の文作りの規則性の実情」
とは、大きくかけ離れていたのです。
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また、現行の英文法は
「ネイティブ・スピーカーが、
標準的な英語の表現を身に付けるための教養」的知識体系
として作られています。
ですから、当然
「英語の文作りの基本ロジック」
については触れられていません。
つまり
「英語を全く知らないノン・ネイティブの学習用」
には作られていません。
特に
「語順が全く反対で、
語彙にも何の連関も無い
日本人の英語学習」
にうまく機能しなくて当然なのです。
3.「動詞中心の英語解釈」が、本当の英文法だと信じ込んでいる。
はじめに刷り込まれたこと
最初に教わったこと
は、適切だ と、人間は信じてしまいます。
それを信じる根拠が十分にあるかどうかは、ほとんど問いません。
「現行の動詞中心の文法体系が正しい」
という保証は、もともと何処にもありません。
「はじめにそう習った」
という理由で
何百年もの間、みんなが信じて込んでいるだけです。
中世に「天が動いている」と信じていたの同じなのです。
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●●● 日本人に適した英語の理解法とは ●●●
英語の言葉の使い方を、
日本人に馴染みやすい「主語・述語」というような
「文節名(言葉の働きの単位)」
で考えればよいだけだったのです。
この考えを使うと
英語は、不思議なことに
主語(S) 判断語(V) 対象語(O) 叙述語(O)
という「4つの文節」で
ワンパターンに組み立てられていることに
気づくのです。
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「英語の主語の後ろの言葉を『動詞』という『特定の品詞』で考え、
言葉の働きを『品詞名』で解釈してきた」ので、
この簡単な英語のロジックに
気が付かなかったのです。
詳細は、VSOP講座にご参加下さい。
今まで何故英語が解らなかったのかが
はっきり判り
英語が分かって使えるようになります。
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VSOP英文法が発見した英語に潜む