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「動詞が中心」という偏見
2013年12月18日 西巻尚樹
「九州から長期出張で東京に来ているので、せっかくなので、ついでにVSOP講座」
という方の概論編が終わりました。
地元の中学・高校でびっちりと「動詞中心の解釈」を訓練されていらっしゃったので、現行の英文法の用語や意味は、ほとんど覚えていらっしゃいました。
社会人では珍しい方です。
けれども、そのことが、英語理解の妨げになっていたのだと、ご自覚頂けました。
「中学・高校は、英文法は全くダメでした」という別の方は、英文のS-V-O-Pという語順規則に直ぐ馴染んでいただいてます。
S.M.様 30代女性 貿易関連企業勤務
昔、予備校にいた頃、現行の英文法できちんと教えていました。
けれども決して自分自身が納得していたわけではありません。
S-V-O-P の語順配置に気づき、それに従って英文が作れるようになったら、
バイリンガル・スピーカーに
「先生の英語って、やっと英語らしくなったね」
と褒められました。
五文型英文法に従って教えていた受験指導は、いったい何だったんだ!
と深く反省しています。
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I am a student. 私は生徒です。
I was happy. 私は幸せでした。
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a student(生徒)や happy(幸せ) が、
「be動詞の不完全性を補う補語(C)」
のわけは、絶対にあり得ません。
「述語の中心語」です。
現行の英文法こそが、日本人を英語から遠ざけている主因なのです。