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まさに「腑に落ちる英文法」! From NY

現在「ニューヨーク」にお住まいで
「35歳で本格的英語学習に目覚め、50歳過ぎて「英語資格五冠(実用英検1級、TOEIC990点、通訳案内士、工業英検1級、国連英検特A級)」を達成したフツーの会社員(ブログの自己紹介)」
 
というK様より、
 
「VSOP英文法」とは、まさに「腑に落ちる英文法」
 
と高いご評価を頂きました。
 
この方のご意見は、以下のURLのブログに記載されています。
 
http://alcom.alc.co.jp/users/128154/diary/show/305349
 
http://ameblo.jp/quintuple-crown/entry-11575609007.html
 
そして、この方から以下のような質問を頂きました。
 

K様よりの ご質問 ⇒

「日本で教えられている英文法」は、「英語を母国語とする国で教えられている英文法」と、そもそも同じものなのでしょうか?

それとも、独自に構築/発展したものなのでしょうか?
 
 推察するに、基本的には「輸入品」で、独自の訳語を付けたものに過ぎないと思うのですが、如何でしょうか?
 
 そうであれば、そもそも「彼の地」でも、間違った英文法を教えていることになりませんでしょうか?もし、そうであるなら、なぜなのでしょうか?
 
 私にとって、「VSOP英文法」とはまさに「腑に落ちる英文法」ですので、逆に疑問に感じている次第です。
 
 西巻さんのご見識・ご見解をご教示いただければ幸いです。
 

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-★ VSOP 回答 ⇒

K様
お問い合わせ、有り難うございます。VSOP英語研究所の西巻です。
 
ブログを拝見させて頂きました。K様のような英語に精通なさっていらっしゃる方
からご共感頂き大変喜んでおります。
 
VSOP英文法は、私自身が立てた言語学的な仮説と十数人のバイリンガルとの
共同作業によって作ってきたもので、現実の英語を最もよく説明しているものと
思っています。
 
この文法論の骨子は「日本語文法」と、デンマークの言語学者O.Jespersen が
提唱した「ネクサス(Nexus)理論」とを融合させたものです。
 
ネクサス(Nexus)というのは「be動詞の抜けた主語・述語関係」を指します。
 
日本語文法的な基本分析は、以下のPDFファイルが分かりやすいと思っています。
 
https://www.vsop-eg.com/home/pdf/handan20100526.pdf
 
K様のいろいろなご疑問は、ホームページの Q&A に概ね記載されています。
 
https://www.vsop-eg.com/vsop/q-and-a/
 

VSOPの結論としては、

「オックスフォードを頂点としたネイティブ・スピーカーが作ってきた英文法が、ロマンス語系のラテン語文法をベースとしたため、ゲルマン語起源の英語のロジックを説明できていなかった」
 
ということで、非常に傲慢な提案をしていることになります。
 
日本を含め英米の学会でも、今の英文法は整合性がとれていないと言われており、
諸説が入り乱れています。
それは、ネイティブ・スピーカーにとっては、英文法が不適切であっても、彼らは
少しも困らないからです。
 
今まで講座をご受講頂いた方々、特に英米に留学や駐在していて、英語に慣れている
方々ほど、VSOP英文法の提案にご納得頂いています。
 
お読み頂いた「世界で一つだけの英語教科書」は発売以来7年経ち、20版と版を重ねて
おり、多くの書店で平積みで置いてあります。
 
20130813紀伊國屋.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
☆★2013年08月 新宿紀伊國屋南店 右の奥の方(定番商品と並んでいる)
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ネイティブ・スピーカーを含めて、一度もこの本の内容に疑義を唱えてきた方がいらっしゃいません。
 
VSOP英文法こそが、真の英文法論だという自負はございます。
 
英語の理解で苦しんだ日本人しか英語の本性を見抜けなかったのだと思っています。
 
日本人の英語病は、ネイティブが作った英語の実態とズレている英文法を使って
英語を解釈してきたことが原因です。
 
K様が、この日本人の英語学習改革の取り組みにご共感頂けますことを願って
やみません。
 
英語のネイティブ・スピーカーは、日本人の苦しみは分かりません。
 
それから、K様のホームページのことを、私のブログで紹介させて頂いて
よろしいでしょうか。VSOP英文法は、ことの性格上、学会・マスコミ・英語教育
業界などからは、全く取り上げられません。私一人しか提案者がいないからです。
 
西巻 尚樹
 
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K様よりのご返信
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西巻様
 
早速ご連絡いただき、まことにありがとうございます。
 
>それから、K様のホームページのことを、私の ブログで紹介させて頂いて
>よろしいでしょうか。VSOP英文法は、ことの性格上、学会・マ スコミ・英語教育
>業界などからは、全く取り上げられません。私一人しかいないから です。
 
了解です。私のようなものでお役に立てるのであれば「お安 い御用」です。
 
私にとっての「VSOP英文法」とは、「正しい」とか「正 しくない」ということを超え て、自分自身の感覚として「腑に落ちる英文法」なので す。学会や英語教育のプロの方々の意見や議論はさまざまであろうと推察しておりますが、それとはまった く関係ありません。あくまでも自分の体験に基づく捉え方なのです。
 
>今まで講座をご受講頂いた方々、特に英米に留学や 駐在していて英語のご堪能な
>方々ほど、VSOP英文法の提案にご納得頂いています。
 
この事実についても「なるほど」と頷けますが、本来なら、 「初学者」にこそ学んで欲しい ものですね。とても苦労して英文法を身に付けた(あるいは途中で断念した)我々先輩と「同じ轍を踏む」 ことのないように。
 
>今後ともよろしくご協力をお願いできればと存じております。
こちら こそ、どうぞよろしくお願いいたします。
 
ところで、「Get The Real ... 英語参考書」のKindle版の出版予定はございませんでしょうか?  
ぜひ一読させていただきたいと考えております。
Kより
 
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★VSOP 回答 ⇒

K様がおっしゃるように、日本人にとって「英文法」というのは「分かりやすい」と
いうことを最優先すべきです。
 
先日は、「世界に一つだけの英語教科書」を読んで3年前に受講したお父様が
中学生のお子さんをお連れになりました。留学させたいそうです。
 
今日も、高校1年生がご父母とおいでになりました。
今も生徒・学生が、我々と同じように苦しんでいます。心が痛みます。
 
残念ながら「Get The Real…英語参考書」の電子書籍版は当分できない
と思います。
今のところ紙の本しかありません。蝸牛のように歩んでいるからです。
 
 
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K様よりのご返信

(2013/08/23), A. K. wrote:

西巻様  
ご無沙汰しております。
このたび日本出張の機会がありましたので、「Get The Real…英語参考書」を購入させていただきました。
 
まだ時間が取れてなくて内容を確認するところまで行っておりませんが、米国へ帰る飛行機の中で拝読させていただこ うと楽しみにしています。
  
ちなみに、最近活動を開始した「アルコムワールド」の中でも、下記「日記」として、英語学習者に発信しております ので、ご承知置きください。一人でも多くの方の目に触れることを期待しております。
  
 http://alcom.alc.co.jp/users/128154/diary/show/305349
  
 以上、取り急ぎ、ご連絡まで。
  
 K.
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★VSOP 回答 ⇒

K様

 
この度は「Get The Real…英語参考書」をご購入いただいたとのこと、まことに有り難うございます。
 
恥ずかしながら、この本には訂正しなければならないところがたくさんあります。
正誤表をお送りしたしますので、よろしくご容赦いただければと存じます。
 
 
VSOP英文法は、2000年の「単則典」という本に始まり、何冊かの本を書きながら
その都度分析を深めてきたものです。
 
当初より「現行の英文法の不備な点を克服する」ように作ってきた関係で、
「レファレンス」がほとんどありません。
ほとんどすべての文法項目を、仮説と検証によってオリジナルに考えてきました。
 
「参考書」は、その集大成として作った論文的な内容になっているのですが、この本を書いた時点では、まだ自分の仮説によって得た考えが十分に消化されていなかったために、随所に統一が取れていないところがあります。
 
改訂版を出せれば良いのですが、なにぶん自費出版で売れないものなので思うに任せません。
 

一番不備だったところは、「複合された判断語(V)の表記」です。

「V1+V2+V3」のような書き方になっているところです。
 
当時は、「動詞中心の現行の英文法に支配から抜け出られていなかったために、「have、get、make、run、give、take、put、set、go、comeのような基本動詞」は
「補助語だ」と徹底して考えられなかったためにおきた不統一です。
 
「V1+V2+V3」のように書かれているところは、すべて「V1+[Mid]+V2」
 
「V1+V2+V3+V4」のように書かれているところは、すべて「「V1+[Mid1]+[Mid2]+V2」
のようにしなければいけないと思っています。
判断語(V)は、多くの場合、日本語の述語に対応するところですが、
日本語の述語は、先頭に中心語があり、後ろに補助語が連なります。
 
「あなたは、直ぐに、そこへ、行ってみようとしなければならないと思う」
 
You will have to try to go there at once. のような「長い述語=判断語(V)」を考えた場合、
 
You /   will  have    to try   to go / there / at once..
 S  /   V1+ [Mid1] + [Mid2] +  V2 / O  /  P
 
のように、判断語(V)の最後の部分が中心語=V2で、
 
V1とV2の間は、どんな種類の言葉でも「判断補助語[Mid]」になっているはずなのです。
 
このような説明を文書でしていると解りにくいと思われますので、ご来京の際に、
ご連絡を頂ければ直接ご説明できるのではと考えております。
 
VSOP英文法は、骨子はできましたが、まだ、既存の英文法に取って替われるほど
細部まで文章化されているわけではありません。
 
書籍化させなければならない文法事項がいくつか残っています。
 
今後ともよろしくご指導頂けますようお願い申し上げます。
 
西巻 尚樹
 
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K様よりのご返信

西巻さま
 
下記ご連絡ありがとうございました。
 
>改訂版を出せれば良いのですが、なにぶん自費出版で売れないものなので思うに任せません。
 
このような著作物を自費出版で発行されていること自体、とても感銘を受けております。また、この種の(大衆迎合しない)本が売れないのも、とても残念ですが「世の現実」なのでしょうね。
 
>このような説明を文書でしていると解りにくいと思われますので、ご来京の際に、ご連絡を頂ければ
>直接ご説明できるのではと考えております。
 
了解いたしました。
 
現時点では具体的な予定が定まっておりませんが、近い将来にお会いできるのを楽しみにしております。
 
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
 
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英語圏での生活が始まると、日本で学んで(learn)きた英文法を、真っ先に Unlearn(はぎ取る)ところから始まると多くの留学・駐在経験者が言っています。
 
原因は、英語でない内容が多いからです。
 
 
 

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