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今、この瞬間も、日本中、五文型で習っている
2012年5月 9日 西巻尚樹
先日、昔の塾で小学生だった生徒達が同窓会をやってくれました。
「塾の同窓会」というのは珍しいことだと、元生徒達も言っていましたが、塾での生活(勉強は一部だったそうです)がとても楽しかったからだそうです。
私の友人に言っても「まずそんな話は聞かない」と言われます。教師冥利に尽きることです。つくづく生きていて良かったと思いました。
みんな進学的に成功して、今は立派な社会人になっていました。
けれども、せっかく六年間一貫教育の学校を卒業したのに「英語が苦手だ」と多くの元生徒達が言っていました。
もしあなたが、きちんと受験英語をやっているにもかかわらず「英語が苦手だ!」とお感じでしたら、それは五文型英語の教育を受けたためです。
国際化が叫ばれている中、日本中で「誤解を生む解釈法」で、今も教えられて、多くの人が「英語が分からない・苦手だ」と言い続けていることに、心が痛みます。
現在、六年間一貫校の中学生を何人か教えていますが、やはり「英文法」が分からず苦しんでいます。
しかも必修文法事項さえもきちんと習っていないようなので正確に理解できていません。
1日も早く「基本的な英語の理解法」を適切なものに換えなくてはなりません。
英語は現代文明を支えている世界言語と言ってもよいくらい高度に発達しています。元もと安直に身に付くものではありません。
けれども、語順が S-V-O-P を基本にしているワンパターンな言語であることは間違えありません。
TOEICだろうがTOEFLだろうが、英字新聞・TIMESだろうが、ハリーポッターだろうが、S-V-O-P が身に付けば楽に読みに解くことができます。
どこかの政党の標語ではありませんが
「流した汗が、報われる学習」にしなくてはなりません。